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「貴様が御堂 裁弥か!」
俺が自分のクラスに戻るなりいきなり指を指されフルネームで呼ばれた
「そうですけど?」
俺は厄介事が起きると確信した
「私は風紀委員会副部長
覇桐 兎錦だ
今すぐ私と闘え!」
わぁーお・・・
正面切って挑んでくるとは・・・
中々面白い
俺はニヤリと兎錦を見る
「別にいいぜ」
俺は兎錦の誘いに乗り廊下へ出る
(学園内なら地位の争奪戦を何処でも行って構わないことになっている)
「良く言った
私が勝ったら貴様は我々風紀委員会の犬となって貰おう!!」
兎錦は白銀の髪をなびかせ宣言した
「上等、じゃあ俺が勝ったら風紀委員会解散な」
邪魔な障害物は早いうちに刈り取らないと後がめんどくさいからな
俺は兎錦の様子を伺いつつ迎え撃つ構えを取った
「・・・ケンカ馴れしてる様だな」
兎錦はニヤリと笑い一気に間合いを詰めてきた
「久々の大物だ全力で行かせて貰うッ!!」
瞬間
「僕の友達に暴力を振るうのは止めてくれないかな?」
未来が兎錦の前に立ちはだかる
「貴様・・・」
兎錦は未来を睨みつける
しかし未来も引けをとらない程に兎錦を睨みつける
「・・・・・・こいつは学園に混沌をもたらすんだぞ?」
兎錦は俺に目線を向け再び未来に目線を戻した
「・・・・・・で、風紀委員長は何かこの革命に問題があると?」
俺は不敵に笑う
さぁ追い詰めていこうか
「風紀委員長、俺は御堂がやろうとしてる事は校則に何一つ反してないと思います」
と一人のクラスメイト
が俺を擁護する発言をする
「なっ・・・!」
兎錦は驚いて目を見張る
俺は内心兎錦を嘲笑い
表面はニコニコと笑う
「こ、こいつが何をしようとしてるのかわかってるのか!?」
狼狽し始める兎錦
「わかっています、でなければ私達は彼を止めていますから」
委員長も兎錦に反論する
「御堂・・・何をしたッ!?」
兎錦は俺に殺気の篭った目で睨んでくるが
俺はヘラヘラ笑い答えない
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