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休憩から少し時間を空け、作業をしながら、そういえば、と不自然な点が思い浮かんだ
いつもの僕の行動は、20時30分に起きて、21時に晩御飯を食べ、21時30分まで風呂に入り、21時45分に家を出る
その流れの中で、今日はやや違和感を感じていた
晩御飯を食べに１階に下りると、ドアのガラス越しに、猫がテーブルの上に乗っているのが見えた
どうしたんだと、撫でながらテーブルから下ろし、晩御飯を食べた
しばらくすると、またテーブルに上がって来た
両目に人差し指と親指を入れるようにして鼻を掻いてやった
その時、今日は珍しい事をするな、と思った
そうだ、珍しい事なのだ
普段なら、逆に、テーブルの下に行きたがる
何故なら、テーブルを吹き抜ける様にヒーターが配置してあるからだ
簡単な理屈だが、それよりも、テーブルの上に行って得るものはない
人間のように、天の邪鬼な感情は、基本的には動物にはない
と、作業をしながら、なんとなくそんな事を考えていた
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