~*~*人魚姫*~*~

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やがて末っ子の人魚姫も15才になりました。 「いってまいります」 人魚姫は、泡のようにゆらゆらと水の中を浮かび上がって行きました。 夕日に輝く雲の下に、大きな船が一そう見えました。 「これが海の上の世界なのね。なんて綺麗なの。」 人魚姫は船の方に泳いでいって、窓から中を見てみました。 美しく着飾った人達がパーティーをしています。 真ん中にいるのは、黒い瞳の若い王子様でした。 その日は、王子様の誕生日だったのです。 「なんて素敵な人なんでしょう。」 人魚姫はうっとりと王子様を見つめていました。 *~collabo~*by:くまカフェimage=439516315.jpg
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