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夢で、
何故だか僕は、行方不明になった男性の捜索に同行していた。
心当たりの場所を隈なく調べたが一向に足取りはつかめ無い。
一旦、休憩を取る為、何故だか僕の妻の実家に行く事になった。
妻の実家に着くと、突然僕の頭に方角と、ある景色が飛び込んで来た。
2~30m位の高さの小高い丘で方角は東。
何の根拠も無いが、僕の言葉にみんなが、「行ってみよう」という事になった。
それらしい場所がその方角にあるらしい。
そこに移動中、僕の娘の同級生である中学一年生のトウコちゃんと遭遇。
またまた、僕の頭に「トウコは大切な事を知っている」と入ってきた。
トウコちゃんを呼び止め
藪から棒にも僕は、
「トウコちゃんは何か、大切な事を知ってるの?」
と聞くと、
トウコちゃんが話し始めた。
「ネットの掲示板を見てたら、
〝広島駅のコインロッカーの123番に紙袋が入っているんだけど誰か、その紙袋を山に埋めて欲しい〟
と書き込みがあったんだけど、たまたま広島駅の近くに用事があって行ってみたら、
書き込みの通り、本当にカギの隠し場所に123番のカギとコインが隠してあって、
昨日、その紙袋を山に埋めたんです。
今になって、私のした事が何か大変な事になってるんじゃないかと不安なんですよぉ~」
どうも、紙袋を埋めた場所は、僕たちが向かっている小高い丘と一致する。
そこからは、トウコちゃんの先導で埋めた場所を目指した。
到着した場所はまさしく、僕の頭に写り込んだ景色そのままだった!
トウコちゃんが紙袋を目指した埋めた場所は、
小高い丘の上にある小さな白い建物の前に植えてある二本の木のそばだった。
その木の幹は僕の腕位の太さの様にみえるが、
よく見ると、僕の親指程の太さの幹が幾本かが螺旋状に絡まりながら、
太さを構成している。
葉は、丸みを帯びて、木の上部に集中している。
花屋さんとかでよく見る、観葉植物のようだが、山とかで自然に生えているのを見た事はなく、僕はその木が、強く印象に残った。
そして、トウコちゃんが埋めた場所を掘り返すと、井戸が現れ
その井戸に死体が浮いていて、
更にはその死体が、僕に向かって
「お前を殺してヤル~」っと叫んだ。
この話を織田くんにしたのだけれど、
織田くんはとんでもない事を言い出した。
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