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優也がくれたもの、それはペアリングのネックレスだった。
m&yと書いてある。
そしてこう言った。
『美性はひとりじゃないよ。』
びっくりした。
自分の心の裏を見られたような気がした。
『ありがとう……うれしいよ。』
そう言うと私はネックレスを首からかけた。
優也もかけている。
すると、角の方からクスクス笑っているような影が見える。
駆け寄っていくとそれは正広だった。
『ちょっとお2人さん、ませてますねぇ………ww』
『ま……まさにぃ見てたのかっ!!!』
優也が珍しく照れている。
私はそれがおかしくてついふきだしてしまった。
『ちょっとみせーまでなんだよっ!!』
『え、だって優也が珍しく照れてるからおもしろいなーってww』
楽しい時間が過ぎていく。
優也はペアリングのネックレスを渡しに来た。
ーーーこの後の2人の運命を知っているように。
別れまで刻一刻時間がと迫る。
この後、私達がバラバラの道を歩むことになることを誰も予想をしていなかったであろう。
運命は裂かれる。
私達4人の宿命によって。
運命は裂かれる。
王家の陰謀によって。それはペアリングをもらってから3日後のことだった。
私も兄も予想外な客が家に来た。そ
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