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―――俺からは逃げられない
どうして‥‥?
―――お前は俺のモノだ
どうして変わってしまったの‥‥?
―――どうして俺に逆らうんだ
昔の優しかったあなたに戻って
―――愛している‥‥この手で壊したいくらいに‥‥
‥‥‥‥‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥。
「れ、ん‥‥‥」
目を開けると知らない天井
そしてなぜか布団で寝ている私
気持ちいい‥‥
そういえばまともな布団で寝たのは久しぶりだった
―――愛している‥‥
あの人の切なげな声が耳に残っている
最後にこの言葉を聞いたのは、確か何十年何百年も昔だ
「ごめんなさい‥‥蓮」
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