61人が本棚に入れています
本棚に追加
識別Noは数字とアルファベットで成り立っている
数字は個人を特定するための数字
アルファベットは、その魔法の危険度だ
魔法が使えない一般人のF~魔法省に危険視されるAまである
Sは、一つ間違えば世界を滅ぼすとかで、さらに厳重に管理されている
私のランクはS
もちろん私も管理されている
でも―――
「私はもう戻らない‥‥あの人に、さよならって伝えて?それと‥‥ありがとう。大好きだったよって」
私はニッコリと笑ってまた桜に向き合う
「待ちなさい」
「あの方がお待ちです」
「あなたは何処へ逃げたって変わりませんよ?」
「「「生きていてはならない存在」」」
「それでも‥‥私の決めたことだがら」
―――ブワ
鍵を使ったことによって発生した時空の歪みに一歩踏み込む
それと同時に桜の花びらが舞い上がれる
「あなたが投降しないなら排除させていただきます」
「これは王の命令です」
「‥‥‥‥うん、わかってるよ。でもね‥‥あなた達に私は殺せないない」
私はほんの一瞬だけ振り向いて、一気に時空の歪みに入った
その瞬間、意識が遠退き、目の前が真っ暗になった
最初のコメントを投稿しよう!