+ 幽閉された少女 +

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識別Noは数字とアルファベットで成り立っている 数字は個人を特定するための数字 アルファベットは、その魔法の危険度だ 魔法が使えない一般人のF~魔法省に危険視されるAまである Sは、一つ間違えば世界を滅ぼすとかで、さらに厳重に管理されている 私のランクはS もちろん私も管理されている でも――― 「私はもう戻らない‥‥あの人に、さよならって伝えて?それと‥‥ありがとう。大好きだったよって」 私はニッコリと笑ってまた桜に向き合う 「待ちなさい」 「あの方がお待ちです」 「あなたは何処へ逃げたって変わりませんよ?」 「「「生きていてはならない存在」」」 「それでも‥‥私の決めたことだがら」 ―――ブワ 鍵を使ったことによって発生した時空の歪みに一歩踏み込む それと同時に桜の花びらが舞い上がれる 「あなたが投降しないなら排除させていただきます」 「これは王の命令です」 「‥‥‥‥うん、わかってるよ。でもね‥‥あなた達に私は殺せないない」 私はほんの一瞬だけ振り向いて、一気に時空の歪みに入った その瞬間、意識が遠退き、目の前が真っ暗になった
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