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そうこうしている内に、セイバースターは駐車場の隅、割と周囲から死角になっている場所に停止した。
周囲にも空きはあるのに、と訝しむ2人だったが、それが何を意味するかを、次の瞬間理解することになる。
『まだ外へ出るなよ。ここが”入り口”なんでな』
「「え?」」
2人の声が重なった、その時。
唐突に駆動音が鳴り響いたかと思うと、セイバースターの車体が突如沈み始めたことに気付いた。
「な、何だこりゃぁッ!?」
「え、えぇぇぇぇぇぇ!?」
慌てる2人を尻目に、車体は地下へ、地下へと潜っていく。
セイバースターは2人の反応に笑みを堪えながら、気取った調子を取り繕いながら告げた。
『ようこそお二方。俺たちの”秘密基地”へ…なんてな』
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