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「全員……ですか?」
「うん、実はそうなの。運命機のパイロットである小清水鈴奈さん」
(ば、バレてるっ…!!?)
驚愕に言葉を失った鈴奈は、羞恥の赤と蒼白の入り混じった、何とも不思議な表情を浮かべていた。
かおるは少々気の毒に思いつつも、それ以上の刺激を避けて視線を志狼へと向ける。
「で、ブレイブナイツのリーダー、ヴォルネスのパートナーである御剣志狼さん」
「……そこまで知ってんのかよ」
怪訝な表情を浮かべる志狼。彼の持つ力は、政府を始めとした”大きな力”に対して晒して良いものだとは、他ならない彼自身が思えないからこその態度と言える。
だがかおるにしても、ブレイブナイツという力をどうにかしようと考えている訳ではない。純粋な興味本位であるという一点を除けば、であるが。
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