第四章 襲撃

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 変形を終えたセイバースターは、自分に迫る”何か”を紙一重で回避すると、左掌を大きく広げた。  そして左手首に収納されていた柄を握り締めると、青白い光の刃を形成する。 『調子に乗ってんじゃ、ねぇッ!!』  一閃。  急速に引き戻されようとするそれを、薙ぎ払うようにして切り裂いた。  引き戻された根元こそ視認できなかったものの、切り落とされた先端の部分は地上に落ちたために、セイバースターは一瞬だけ視線をそちらに向けた。
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