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それとほぼ同時、いやジャスト25分で座ったかもしれない―
隣の椅子を引く音が聞こえて来た。
鞄の持ち主が戻って来たようだ。
この音が私の石ころメンタルから中学1年の時になった豆腐メンタルにし、横を振り向くことを妨げていた。
「…おい、おい、」
朝聞いたあの恐ろしく刺のある声が聞こえて来たような、そうでもないような…
「おい、起きてんなら反応してくれよ…」
生暖かい何かが私の肩がしきりにゆすっているのは、もはや現実だと認めざるを得なかった。
もうこうなったら腹をくくってMy Chicken Heartの心を奮い立たせてみるか…!
という事はけとうも思わないわけたが。
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