始まりはドアから

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そう言って腕を振りかぶる着ぐるみ女。 当然腕はリアルな熊で、丸太の様な腕、鋭い爪、ピンク色のツヤツヤ肉球。 それが顔面に迫ってくる。 あぁ、肉球、触りてー。 なんて、呑気に現実逃避をする前に肉球が激突。 視界(なのか?)に入るのは、肉球、熊の手、そして、頭部の消えたジブンダッタモノ。 最後の何!? 「逝くわよ」 こちらの状態を無視して、着ぐるみ女が手に力を込める。 感覚、てか痛覚が無いことに感謝しかけた。 何故か、ジブンダッタモノは、崩れていく。 そして、俺は、 「「「イエーイ」」」 いきなり乱入してきた、巨大蠅と所々凍りついた悪魔みたいな奴。 元から居た着ぐるみ熊女 この3人(?)に… ハイタッチで潰された あと、ジブンダッタモノは、砂山になっていた。
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