~アストラル~
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気持ち悪いとは思わなかった。 気のせいかもしれない。 いや、そんな人間がいるはずない。 そう思い続けていた。 もし、そんなことを言って気違いだとは思われたくなかったし、彼女に嫌われて一緒にいられなくなるのは嫌だった。 彼女の笑顔があればそれだけでいい。 彼女のそばにいれればそれだけで幸せだった。 「エルエル?」 風で彼女の髪が揺れる。 青い瞳に私の神妙な顔が映る。
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