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「星?」
「そうだよぉ♪」
「よくわからないよ」
「星はずっと夢から覚めるのを待っているの。
ずぅーと、ずぅーと。
そのために、エルエルは、産まれたんだよー」
「???」
「エルエル?」
「シシルの言っていることがよくわからないよ」
「知る必要は無いよぉー♪
エルエルがしたいことをすればいいだけ。
それが星の意思だから」
そう言って彼女は満面の笑顔を向けていた。
裏表の無い純真無垢な笑顔を。
その日から私は彼女に会いに行くようになった。
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