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「お前それ本気で言ってんの?」博紀は完全に疑った目でシンタロウをちらっと見た。戦士の眼は本気だった。「そ、そんなゲームみたいな話、誰が信じ…」
博紀は口を噤んだ。「…まさか」
シンタロウは「どうした?」と言い、少年の顔を覗き込んだ。
博紀はきびすを返して少女に向かい合った。「カリンちゃんはここに来る直前、何をしてたの!?」「おい、それはボクがした質問じゃないか!」
「あ、あたしは…魔法学校で防衛術を教わってましたけど…」
博紀は肩を落とした。「魔法…学…校…」
「魔法!?」シンタロウは一歩後退した。
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