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百人、いや、それ以上はいるであろう百鬼夜行が如き群れが、謎の男のもとに集まった。ざわざわと皆不安げに事態を把握しようとしている。
博紀には少し疑問が残っていた。なぜ自分だけが現実世界からゲームの世界にひっぱり込まれたのか。もしかしたらこの中に何人かは人間がいるのではないか。
「シンタロウ、俺はきっと、現実世界からゲームの中に引きずり込まれたんだと思うんだ」
シンタロウは真顔で返した。「ボクだって現実世界から変な空間に来てしまったんだと思っているよ」
博紀は、ないない、と手を顔の前で揺らした。「お前の世界はゲームの中なの!」
「違う!ボクも現実世界から来たんだ!」
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