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アリスに
どんどん
近付いていった。
『…いや』
『来ないで』
『お願い』
『誰か…助けてー』
必死になってアリスは
叫んだ。
しかし
声は響くものの
誰も来ない
“アリスちゃん”
“だぁーれも”
“助けてなんかくれないよ”
少女は笑いながら言い続けた。
“だって、”
“アリスちゃんが”
“入ってきた学校ってね”
“いつもアリスちゃんが
通ってる学校じゃなくて”
“私達の世界の学校だから…”
少女はニコッと笑うと言った。
『なに…それ』
『訳わかんない』
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