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少女は何時の間にか
目の前に来ていた。
アリスは
『ヒッ……』
悲鳴を上げた。
くすくすくすくす…
“ねぇ…アリスちゃん”
“どぉしたの?”
少女は笑う。
『なんで…知ってるの?』
“…だから、知ってるって
言ったでしょ?”
少女は笑う。
『あ…あんた、なんなのよ?』
『私の…』
『何を知ってるっていうの?』
アリスは恐怖で
顔が強張っている…
“アリスちゃん…”
“忘れちゃったの?”
少女は寂しそうに目を伏せた。
『あんたなんか知らない』
アリスは顔が強張って
顔色が最早ない。
まっ白だ…
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