8 初めてのお家騒動に?巻き込まれた。

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「みんな、ケガはどうだ。」 「う…、痛い…。運が良かった…。急にウルフの攻撃が止まったから…。」 「誰か…、治療薬を持ってないか…。くそっ、足が動かねぇ。」 「あぁ…、ダメ…。荷物が食いちぎられてる。薬がぼろぼろだわ…。」 口々に、話し始める追跡者達。その動きは傷のせいか、鈍い。1人は血を流しすぎたか、顔色が悪い。 そろそろ良いかな?話しかけて、バッサリは嫌だからやっぱり木の上から声をかける。 「治療薬有るけど、要ります?」 「「「はっ!」」」 「だ、誰だ!」 「どこ!」 あわてて、武器を取ろうとする。リーダーらしい人が、動けない人の近くににじりよる。 「こっちからは何にもしないけど、戦う気なら、もう近寄らない。じゃあ。」 「う、う~ん。 あ、明?ここは?」 あ、シルビアが起きた。 「おはよう、シルビア。」 「おはようございます。明…。 あぁ~。怖かったですよ。あんな近くでウルフを見たのは初めてです。明は、無茶しすぎです。」
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