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「あのぅ…こんにちは…大丈夫でしたか?」
木の陰から、こっそり声をかける。気分は、○ョッパーだな。体の向きは違うけど。子供と大人だと思ったら、小さい女の子と、大きなお兄さんだった。お兄さんは、俺と年が近いかな?
呆然とした顔の2人が、ギギギギギ…と、振り向く。
「「こ…こんにちは…」」
「こ…この矢は、あなたが…?」
お兄さんが恐る恐る聞いてきた。女の子の目がまん丸だよ。可愛いなぁ~小学生ぐらいかな~?口は閉じた方が良いよ。バカに見えるから。
「あ~?邪魔しちゃいましたかね?」
「いえ!助かりました!ありがとうございました。僕達だけでは、死んでしまうところでした。」
お兄さんがガバッて頭を下げる。
「ほら、姉さんもお礼言いなよ。」
「うん、あ、ありがとうございました。」
「…姉さん…?え?」
小学生が?姉さん…弟、育ち過ぎじゃね?
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