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「ほう…。」
「これは、なかなか…。」
バグさん達からは、称賛とも取れる呟きがもれる。
「もう、それぐらいにしてやれよ。」
見かねて俺はベチッと、ゲインの背中を叩く。
「いて!わかったよ。」
ゲインからスッと殺気が消え、代わりにイケメンオーラが溢れ出す。
これだから…。
「今回は人間側が彼女に迷惑をかけちゃったから、謝んなきゃいけないの。一応ひどい目にもあったし…。
悪かったよ。ごめんな?そんで出来れば、捕まった事は内緒にしてくれると、有り難いんだ。
頼めるかな?」
ちょっと拝むように頼んでみる。
周りからは、イケメン達が容赦のないプレッシャーをかけてる。
ようやく震えの治まったエル彼のは、俺が差し出した布で涙を拭いて、コクコク頷く。
「わ、私も皆さんに失礼な事をしてしまいましたし…。誰にも言いません。」
「まぁ、チンピラにでも絡まれたぐらいに、言っといて?」
そんぐらいなら、いいでしょ?
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