54841人が本棚に入れています
本棚に追加
「お疲れっした!」
「おぅ!」
ゲインと俺は麦酒をぐっと煽る。
「気をつけて行ってこいよ。」
「わかってる。何があるかわかんないから、色々準備しとくよ。」
と、言ってもボックスの中身チェックだけだけどね。薬草は割りに揃ってるから、なんとかなるか?
「ウルフは、向こうから来たんだよな?あっちはどんな感じ?結構危ないんだよな…強い魔獣わんさかいるのかなぁ?」
座椅子に座る俺達の横で、クローは骨付き肉をなめてる。マタタビの枝もかじってるから、クローもほろ酔い気分?
ウルフは雑食だから、肉を出して…あとは俺達のつまみを食ってる。大丈夫かな?腹こわさねぇ?
…ちょっと待て、ゲインが出した果実酒をなめてるぞ?
『ん?向こうか?』
目がトロンとなってる。酔っ払っちゃってるウルフ。クローをチラッと見る。
『大丈夫じゃないか?』
ため息…。ホント何があった?
『楽しんでくればいいさ。』
ウルフが笑うように言う。
「土産は酒がいいかな?うまいやつ。」
意外にウルフも酒が飲め?舐め?て、酒盛りは朝方まで続く。
そうして俺達はバグさんの店に行き、新大陸に向かったのだ!
「ふぁあぁぁ~。眠い~。」
『アッキ、のみすぎ。』
古の大陸編に続く…。
最初のコメントを投稿しよう!