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僕はフィクションが嫌いだ。
『実在の人物、団体とは一切うんたらかんたら』のあれ。いわゆる作り話。
なぜありもしない個人的空想妄想を、書籍、映像、語り口に披露されなくてはならないのか。
性根を疑う。
ああ、何も個人的空想妄想が悪いと言っているわけじゃない。
むしろ頭の中で虚構の世界を構築することこそ、僕の趣味というかクセというかルーチンワークなのだし、そもそも人が頭の中で何を妄想しようと、それにとやかく言うのはナンセンスだと思う。
「思想の自由」ってやつ。
ただ、僕が信じられないのは、そういう脳内で生み出した奇跡みたいな世界の数々を、自ら外へ発信しようとする、その姿勢。
そんなの全裸で公道を走り回るのと同じじゃないか。
猥褻罪で逮捕だ、逮捕。
だから、何度だって繰り返すのだ。
「僕は映画も小説も漫画もドラマもアニメも紙芝居読み聞かせの会も、一切合切拒絶して生きていきます。」
これまでも、これからもずっと。
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