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意識が霞んでいく。
(嗚呼、もう死ぬのか。)
泣いている 大好きな 愛しい
君が見えた。
―…泣かないで。最期くらい
笑ってよ。ねぇ…。
私は弱々しく呟いた。
「…ごめんねぇ…」
死ぬ間際になってから
あぁ 君を愛してるよーとか
君ともっと抱き合い
たかったなぁとか
もっとキスしたかったなぁとか
幸せをもっと
築きたかったなぁ。とか
もっと愛してあげてたらとか
もっと一緒に居たかったとか
もっと思い出作りたかったとか
後悔…まみれだ…っ
あの時ああしてたらなぁとか
もっと優しくしてたらとか
もっと笑いかけてたらとか
もっと笑顔が見たかったとか
あぁ また彼処でデート
したかったとか
思考は巡り巡り 思い出や
君の笑顔が走馬灯になり蘇る。
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