ワンダーワールド

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「最初は…『シャーク・ヘル』だな」 「ああ、某サメ映画のパクリみたいなアトラクションか」 浩一の一言に全員が沈んだ。 「…どうかしたか?」 「浩一、あのなぁ…」 登がやれやれといった表情で浩一を見つめる。 「こういうのは雰囲気を楽しむもんだぜ?シケたこと言うなよ」 「…?」 「…いや、いい」 浩一のポカンとした表情に登は口を止めた。 「つまり楽しんでるみんなの気持ちを傷つけたんだ!」 登は浩一をビシッと指差した。 「…はぁ?」 「まったく他人を思いやる心を分かってないなぁ」 「…お前には言われたくないな」 「まぁまぁ二人とも…」 「…『かくれんぼ』スタート」
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