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「ま、間にあった~!」
瑠美は部室に駆け込んで大きく息を吐く。
それとは対称的に浩一は悠然と部室に入ってきた。
「瑠美よ、息が上がってるじゃないか。運動不足なんじゃないか?」
「仕方ないじゃん…運動する時間なんてないしさ」
「そんなんだから2キロも太るんだ」
「な、何で知ってるの!?」
瑠美は慌てて浩一の口を塞ぐ。
「先輩、おはようございます!」
「ん…鷹野(タカノ)か」
浩一が振り向くと小さい女の子がニコニコして立っていた。
鷹野 司(ツカサ)
身長145センチ、体重35キロ。
小学生のようなステータスだが、れっきとした大学生だ。
見た目通り心も幼く、性別問わず人気がある。
例えるなら小動物のようだ。
「今日も早いですね」
「いや、遅刻ギリギリだが」
「あ、そっか」
司はエヘヘと笑う。
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