2/13
44人が本棚に入れています
本棚に追加
/114ページ
あの頃 まだ小学生の頃かな? 君はムスッとした顔して挨拶してきたね 「晴、挨拶しなさい。雛ちゃんに」 『晴』 コイツが、お母さんの友達の息子 笹井 晴 弱々しい奴だ 「雛、晴くんに挨拶しなさい」 お母さんに言われた まだ素直になれない私 恥ずかしがり屋な私は頭をペコペコ下げるしかできなかった 「愛川 雛…ちゃん。よろしく」 小声で彼はそう言った そこから私達の始まりだ
/114ページ

最初のコメントを投稿しよう!