1人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
目をつむった…
にぶい音が路地に響き渡る。
でも痛みが感じない…
抑えられてた重みも無くなった…
ゆっくりと目を開けると
薄暗い路地でも綺麗に輝く金髪に…
黒い綺麗な瞳…
「てめぇら!寄ってたかって女殴ってんじゃねぇよ!」
目の前には一人の男性が…
「さっさと家に帰って寝とけよ」
不良全員を殴り締め上げている光景…
「大丈夫か?」
「あ…………」
男性が振り向くと先程殴られただろう傷と
そんな物似合わない綺麗な顔立ちが
心をギュッと締め上げる。
「あ…ありがとうございます!///」
そう言うとすぐに立ち上がり、男性に駆け寄る。
「あぁ…大丈夫ならいいや…それよりも…」
まじまじと見つめる。
「頬と足…擦りむいてるぞ…」
「あっ……//
えっと…ほっぺ血が…」
そう言われ男性は自分の頬に手をやった。
「わっまじだっ!やべー…」
「あの…」
チラチラと男性を見つめる。
「よかったら…………
こっち!来て下さい!」
ぐいっと男性を引っ張る。
「!!?」
最初のコメントを投稿しよう!