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『何でも糞もあるか!!つか離れろ朝から気色悪い!!』 俺は捕まえられた途端に兎川に抱きしめられていた。 居心地の悪い感覚に、思わず兎川を怒鳴ってしまうが、 どういうわけか、兎川の呼吸は荒々しい。 『……っ、櫻ちゃん、もっと罵ってもいいんよ?ハァハァ』 『死ね』 『はぁん///』 俺は勝手にハァハァしていて気持ち悪い兎川を放っておいて、 先程阻まれたバス停への道を、少し速歩きで進んだ。 .
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