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短いHRが終わると、松下は早速机を移動し始めていた。 俺も机を…うぅ… 『川橋いぃ……』 『なんで涙目なんだよお前ー(笑)そんなに俺と離れるのが辛いか?w』 『別にお前と離れるのはいいけどアイツの隣ってのが嫌だ!』 『さらっとひでぇな!…てかお前と兎川知り合いなわけ?』 『櫻ちゃんは俺のだよ』 頭上からテノールボイスが聞こえる。背汗が滲んでくるのが分かった。 『ふーん……なの?』 『ちげぇ!!』 『照れるなよー櫻ちゃん♪それより速く俺の隣きてよー』 『言われなくても行くよ!るせぇな!川橋、しばしの別れである!』 『何故武士調!?』 半ば怒り気味に机をガタガタと移動させた。
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