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「おい、寝んなよ!」
いきなりそんな声がした。誰だろうと思い、後ろを振り向くと
バスケ部のエースの郷田だった。ちなみにイケメン。
聞いたことによると中学時代は県選抜に選ばれたこともあるそうだ。
「何??」
「せっかく声かけたのにその反応はないわ…」
「いや、初めて会うから…。」
「まあそれはいいわ。それより部活は決めたんか?」
「いや、今日バスケ部見に行こうと思って…。」
「丁度、いいわ。背の高い奴探しとったんよ。是非来んさいや!4時30分から体育館でやってるから!」
(逆に行きづらいわ!!)
放課後になり、校庭では野球部とハンドボール部が練習していた。
そんな中で俺は渡り廊下を渡り、バスケ部が練習している体育館2階に向かった。
「入学式以来初めて来るな…」
新学年の初めだったせいか、体育があるにも関わらず、体育館には入ることがなかったのだ。
体育館2階に着くと、バスケ部とバレー部が練習していた…。
「こんにちわ!」
そうコートに俺は声をかけたが誰も反応しなかった…。
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