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「俺の声が小さいのか…。」
そうあたふたしていると女子マネージャーが声をかけてきた。
「あの、男子バスケ部の女子マネの横山です。もしかして見学希望の人ですか?」
「はい。声が小さかったのに気づいてもらってありがとうございます。」
(やべぇ。超タイプだわ)
それから練習内容や練習日なんかの話を聞いていると、練習が休憩になったのか続々と二人の前に集まってきた。
「おっ!新しく編入してきた奴やん!」
「バスケ部入るんだろー!」
「シュート打ってみろよ!!」
などと野次が飛び出したところで
エースの郷田がやってきた。
「来たんならやるぞ!!さっさと着替えて来い!」
そう言ったと思うとベンチの方へ走っていってしまった。
途中から来た俺は3対2から練習に参加した。
「おいっ!!みんな声が小さいぞ~。シャトラン二回!」
体育館にえぇーと言う声が響いた。
(これはついていけないかも…。)
その後も激しい練習が続き、ミニゲームをやることになった。
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