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そして学校が終わると、一人の生徒が声をかけてきた。
(誰だ…。)
「すいません!新入生の濱崎淳平君ですか?」
その生徒は目がねをかけ、見た目が男っぽいが女のようだった。
「ごめん、名前は?」
「すいません!濱崎君と同じクラスの委員長の櫻井しのぶと言います!」
(男っぽいな……。)
「初めてだろうし、校内案内でもしますよ!」
「…。」
「あの…。もしかして嫌ですか…。できたら友達になりたいと思いまして…。それに困るだろうなと思って…。」
「嫌じゃないけど、いきなりだからびっくりしたんだよ…。で、気持ちだけ受け取っておくよ。今から用事があるから…。すまない。」
「そうですよね…。じゃあまた明日学校で…。楽しみにしてるね。」
「…。」
(やっぱり変な奴やな…。)
「この学校にはかわいい女の子はいないのか…。」
そして俺は学校を後にした。学校を出ると、まだ明るくかったけど、素直に家に帰ることにした。
家に帰るとまだ時間が早いせいか、親はまだしも、妹がまだ帰ってなかった。
「とりあえず寝るか。」
そうして寝ることにした。
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