~新たな始まり~

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しばらく経ち目を覚ますと、時計は6時を指していた。 「ちょっと寝すぎたな…。」 そして自分の部屋から出てリビングに行くと、家族が揃っていた。 妹はソファーに、母は料理を作っていて、親父はパソコンをしていた。 すると、母が 「起きたのね。ご飯にするからここにいてね。」 「了解…。」 そう、俺は家族が嫌いで、特に妹とはしばらく話していない。だからそういうこともあって、女子とのコミュニケーション能力が低いのかも…。 それはおいといて、その妹の紹介でもしよう。単純に言うと、悔しいことにかわいい。後付け足して、彼氏がいる…。 そのせいか、俺が近くに行くと、嫌がるというよりは自然に避ける気に食わない奴だ。 まぁ妹は妹だし、プライベートに踏み込むことはごもっともだからこんな状況を続けている。正直普通に話したいけど…。 その後家族とご飯を食べたあと、部屋に戻り、学校の準備をした。学校の準備をしている途中に急にドアが音を立てた。 「誰だよ!」 「私だ!入れてくれ。」 (親父か…。なんだよいきなり…。) 「いいけど…」 そうして俺はドアを開けた。
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