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ドアを開けると、少し怒った感じの様子の親父が立っていた。
「おい!高校になったんだからもうちょいコミュニケーションとるようにせぇや!」
「面倒くさいんや…。」
「そんなじゃあ彼女もできんぞ。」
「そんくらいわかってるわ!そもそも彼女は親父に関係ないやろ!」
と言って、俺は親父を部屋から無理やり出した。
(これでよかったのか…。)
と思いつつ次の瞬間にはそのことは忘れてしばらくゲームに勤しんだ。
しばらくして風呂に入り、特に宿題もなかったからすぐに寝た。
次の日、目を覚ますと、様子が変だった。ふと時計を見ると、時計は8時を指していた。
「やば遅刻や…。」
そうしてさっそうと着替えて朝ごはんを食べずに家を出た。
家を出ると、もう4月というのに、自転車をこいでいると手がかじかんだ…。
「寒いな…。4月でしょ…。」
と呟きながら駅までひたすら自転車をこいだ。そのおかげかかろうじて学校に間に合う電車に乗ることができ、なんとか学校に着くことができた。
学校に着いた時にはチャイムが鳴っていたが自分の教室がはしっこだったから余裕だった。
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