気まぐれの詩

シビレ

クリスマスの夜
しゃがみこんで私はあなたを待つ
あなたの広い背中を
疲れて痺れた両足
早く来ないかしら

寒さに震える
しゃがみこんで私はあなたを待つ
あなたの暖かい手を
疲れて痺れたココロ
早く来て、キテ欲しい

あなたは はぐれた友達を
探すために人で溢れる店内へ
おかしいね 私その友達に嫉妬してる
私には今の恋人がいるのに

あなたのこと 私諦めたのに
既にあなたにはアノコがいたんだもの
あなたのこと 諦めての今なのに
あなたは酷い、ヒドイヒトね

掘り起こされた感情は
とどまること知らず
どんどんココロに溢れてく
今のカレに足りないものを全てくれるカレ
痺れた恋

こんな寒い夜
迎えに来てくれた
あなたは手を取って
皆の待つ場所へと
そんなに急がないで

今の時間が続けば良いのに

痺れに痺れたココロに
あなたは麻酔を打ったの
これじゃ私は動けないわ
あなたのところから

イケナイコトだと解ってる
でももう無理なの
私にはカレしかもう見えない
ごめんなさい 許してください
貴方にないものカレに求めてしまった
もう後戻りはできないわね

この痺れ 抜けるのはいつなのかしら……