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『ごめんな、上田』
中丸は上田の震える体を抱きしめながら
3人とも次にあったら殴る。
と、彼らしからぬことを思っていた。
『・・・・・中丸』
『ん?』
『・・・・・あいつら何で部屋に来たんだろ?緊急だったのかな?』
『それはない。緊急だったら呑気に呆けてない』
ひどい言われようだが、否定せざるを得ない感じだった。
『気になるなら俺が聞いてやるから・・・・もう少し寝よう。体、ダルいだろ?』
上田にだけ過保護で気が利く男、中丸。
そんな中丸だからこそ上田も好きになったのだろう。
中丸の腕に抱きしめられ再び二人は眠りに落ちたのだった。
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