144人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・っ・・・はあ・・・んんっ」
どのくらい時間がたったんだろう。もしかしたら、まだ数分かもしれない。
でも、オレには永遠とも言えるくらい長い間、それこそ触れた箇所がないくらい中丸は、丁寧に全身にキスを落としていった。
「上田・・・・」
そう言って、顔をなぞられて肌が粟立った。
おぞけではなくて、快感で
「・・・も・・・・やぁ・・・」
ちっとも悲しくないのに、涙が止まらない。
ただ、体に溜まった熱を吐き出したくて、中丸の手を自分自身に導いた。
「も・・・・・・せて・?」
言うや否や中丸の激しいキスがオレの呼吸を奪った。
もちろん、苦しいから必死に胸板を叩いたけれど。
快楽でオレの全身は力が抜けていて。
叩いていた手は中丸に絡めとられていた。
最初のコメントを投稿しよう!