1・わたしが彼の家に侵入した日のこと

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窓が閉められ、男性(と犬)の足音が遠のくのを感じたわたしは、石灯篭の陰から飛び出す。高≡ノ・_・)ノシュタッ そして再び"松の木のぼり"が始まった。 (女子校通いの高校生ですが、こういう運動は得意な方です( ̄∀ ̄)) 一番上までのぼったところで、 わたしは背後の大邸宅を見下ろし、どや顔で捨てゼリフを吐いてやったw 心の中でwwww 不本意(?)で侵入してしまったけど、わたしは!今!脱出しますよ!!!!!!こんなにも広くて美しい日本庭園をお持ちのご家庭を見たのは初めてでした!かわいいシェパードにも会えましたし、ささやかですが楽しかったですわ!ありがとう!オホホホホホ!!!!!!!!! これも何かの縁、しゃあねぇから脱出後、表札見て苗字でも覚えといてやr ばきっ 「え…(゚。゚)」 塀に乗り移ろうと、左足をかけていた松の枝に全体重をかけた瞬間だった。 松の枝が乾いた音をたてて 折れた。笑
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