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彼は怪訝な顔をしつつも、わたしにタオルを手渡してくれた。
「あ、ありがとございます。」
「ん。」
手触りの柔らかい、見たことのないくらい綺麗なシルクのタオルだ。
うちにあるがさがさのタオルと全然違うw
「?」
そんな高級タオルを一心に見つめているわたしを彼はまた奇異の目で見るのであった。
「あ、いや、綺麗なタオルだったんで、こんな汚い体拭いていいのかな、と…(゚∀゚*)💦」
わたしは彼の無言の視線を察知して、そう返した。
「そのためのタオルだろ。
そのタオル、あんたが使ったら捨てるし。」
「捨てるの!!!!!??」
「そりゃ洗濯するにも汚ぇし置いとくわけにはいかないだろ。」
「それならわたしがもらいます!」
「はあ?
…………まあ何しても構わないから早く拭いて。拭いたら上がってランドリー来て。右手の奥の部屋だから。あ、靴下脱いで。」
「は、はあ……」
男は再び奥へ消えてった。
ランドリー?ランドリーってなんだ?
コインランドリーのランドリー?
洗濯場?洗面所?
え、ランドリーってみんな言うの?
わたしは悶々としながら体を拭いた。
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