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「へっへっへ!ごめんよぉー。そんな事よりもこんな状況なのに、キミは驚いたりしないのだにぇ?
普通キミと同じ状況に陥った人々は泣き叫ぶか、状況を受け入れられず呆けてしまうものなのに」
きょとんとした表情の変質者な少女に呆れと、苛立ちを込めて、
「何に驚けと?その禿ヅラにか?ステテコか?蛇腹の腹巻にか?」
そう。目の前には絵に描いた様なおっさんのコスプレをした変質者な少女がいる。
「いやいや。それはもう、驚いちゃっても構わないけどさ。それよりも・・・・。」
「(コイツの言わんとしている事はナントナク解る。だが・・・)・・・・・。」
「なんなら、ボクの胸で存分に泣き叫ぶがいいぞよ」
茶色いおっさんの肌着の上からでも張りのある、丁度良い大きさの胸を差出して、変質者な少女が言う。
「おっさんのコスをした変態少女にだけは同情されたくないね。笑えない冗談だ。」
「ノンノン。ボクはそんなつもりじゃ・・・。それにコレはコスプレじゃなくて、ボクの戦闘服なのさ。勘違い
してもらっては困っちゃうぞい。」
「ふん。あのな勘違いしているのは、むしろオマエの方だ。」
「ふぉぇ?」
虚を突かれて、へんてこな声を上げる変質者な少女。
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