王道転校生来たる!?

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―ダンッ― 王道転校生は、黒板にチョークを投げつけ、投げつけたら黒板にひびが入った。そしたら、クラス中がシーンと静まった。 憂「仲良くしてくれ!!お前達は、全員俺の友達だ!!!」 王道転校生は、更に場を凍りつかせた。 …え…、このKYっぷり…うざ王道転校生じゃん…… …関わりたくはないが、生徒会の全員に総受けにされているとこ見守ろう……うん、そうしよう… 王道転校生に近づかないと誓っていると、王道転校生が僕の隣に座っていた。 …は?何故王道転校生が僕の隣に座っているの?不思議ですなぁ…。 憂「オイ、お前隣よろしくなっ!! それと、友達なっ!?」 理解不能なこと言ってる……、この宇宙人… ……こいつの頭大丈夫か?…なんで友達にならないとダメなの?…それに周り…、王道転校生への批判の声が聞こえる…。 ……ましゃか…、そのましゃかじゃないよ…ね… 僕の考えをもみ消すかのように、ホスト教師は言った。 湊「オイ、矢内原!憂と仲良くしてやってな?」 …う…そだろ……、そ…んな……ばな…な……………………… 仲良くしてやってな? なかよくしてやってな? ナカヨクシテヤッテナ? …っ冗談じゃない!! 僕は、席を替えてほしいとだけホスト教師に頼んでみることにした。 奈津「先生、僕ではなくて委員長の方が良いと思います。」 湊「…何故だ?」 ホスト教師は怪訝そうな顔をした。
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