329人が本棚に入れています
本棚に追加
―ダンッ―
王道転校生は、黒板にチョークを投げつけ、投げつけたら黒板にひびが入った。そしたら、クラス中がシーンと静まった。
憂「仲良くしてくれ!!お前達は、全員俺の友達だ!!!」
王道転校生は、更に場を凍りつかせた。
…え…、このKYっぷり…うざ王道転校生じゃん……
…関わりたくはないが、生徒会の全員に総受けにされているとこ見守ろう……うん、そうしよう…
王道転校生に近づかないと誓っていると、王道転校生が僕の隣に座っていた。
…は?何故王道転校生が僕の隣に座っているの?不思議ですなぁ…。
憂「オイ、お前隣よろしくなっ!!
それと、友達なっ!?」
理解不能なこと言ってる……、この宇宙人…
……こいつの頭大丈夫か?…なんで友達にならないとダメなの?…それに周り…、王道転校生への批判の声が聞こえる…。
……ましゃか…、そのましゃかじゃないよ…ね…
僕の考えをもみ消すかのように、ホスト教師は言った。
湊「オイ、矢内原!憂と仲良くしてやってな?」
…う…そだろ……、そ…んな……ばな…な………………………
仲良くしてやってな?
なかよくしてやってな?
ナカヨクシテヤッテナ?
…っ冗談じゃない!!
僕は、席を替えてほしいとだけホスト教師に頼んでみることにした。
奈津「先生、僕ではなくて委員長の方が良いと思います。」
湊「…何故だ?」
ホスト教師は怪訝そうな顔をした。
最初のコメントを投稿しよう!