17人が本棚に入れています
本棚に追加
-御崎市-
ここには今封絶が張られている
「気配は雑念共と厄介なやつか」
言葉を発してからしばし目を閉じる
………
「気配が2つ減った。入ってやるか」
ありえないことに外から封絶に侵入していく。そして封絶内で一番高い塔の先端に立ち眺める
「あの程度にてこずるとは些か拍子抜けだな」
あの程度と言われたのは『壊刃』サブラクと呼ばれる紅世の徒、理不尽なまでの耐久力と自在法『スティグマーダ』を使った不意打ちを得意とする殺し屋だ
「我(おれ)の相手には些か役不足だな」
傲慢と慢心を示すように戦闘場所を見下ろす
最初のコメントを投稿しよう!