1章

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-御崎市- ここには今封絶が張られている 「気配は雑念共と厄介なやつか」 言葉を発してからしばし目を閉じる ……… 「気配が2つ減った。入ってやるか」 ありえないことに外から封絶に侵入していく。そして封絶内で一番高い塔の先端に立ち眺める 「あの程度にてこずるとは些か拍子抜けだな」 あの程度と言われたのは『壊刃』サブラクと呼ばれる紅世の徒、理不尽なまでの耐久力と自在法『スティグマーダ』を使った不意打ちを得意とする殺し屋だ 「我(おれ)の相手には些か役不足だな」 傲慢と慢心を示すように戦闘場所を見下ろす
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