お世話係は幽霊

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次の日、学校の授業を終えた耀は、足早に彼女が昨日いた通りに向かった。 しかし、多くの人が行き交っている普段と変わらない道、そこに彼女の姿はない。彼女がいないことに耀は落ち込むが、昨日よりも時間が早いからだと考え少し待つことにした。 しかし、日が暮れるまで待っても彼女は来ない。道の電灯はすでに道を明るく照らしている。 これ以上は待っても無駄だと踏んだ耀は、家に帰るべくその場をあとにする。 耀は、昨日話掛けておけばよかったと後悔するとともに、彼女の問題が解決していることを願うのだった。 家の近くまで来ると、耀は足を止めた。
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