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小鳥のさえずりが聞こえる朝に、誰もいないはずところのカーテンが勢いよく開いた。
そして、そこから女性の声が聞こえた。
「耀(よう)様ーあーさっでーすよー。起きてくださーい。」
優しくのんびりした口調だった。
「ん?もう朝かー。」
そう言って、目を擦りながらベッドから身を起こす人物がいた。
その人物の名は、橋田 耀。この家の持ち主である。
体は少し細め、身長は一般高校生の平均より少し低くめといったところである。髪は茶色がかっており、目はよく見るとほんのりと青が入っているのがわかる。
外国人である父親の血を受け継いでいるためである。
顔立ちはハーフというのが関係しているかはわからないが中々整っている。
そして、耀が見えないはずの声に驚かなかった理由は、彼の持つ力にある。
見えるのだ。
目の前の声の主
幽霊が──────
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