*0Light* 俺の世界、君の過去。

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「その発想はあったwww でも残念。俺、男だよ」 …えーと、 学年…いや学校中を 騒がせていた 噂の美少女転校生は 実は男でした、と。 「…だから何?」 関係ない話は するだけ時間の無駄だ。 「…驚いたりしないの?」 「は?なんで。」 「普通さw "はああっ!?マジかよ!!!" だとか、言って 驚いたり悲しんだり 悔しがったりするんじゃ ないの?www」 「別に。興味ない。 …ズボンはいてるんだし 驚くも何もないだろ。」 てかこいつ演技派だな。 「…やっぱり五十嵐君は 俺が見込んだとーりの 男…いや漢だよ、うん!!」 「…もう行っていいか? お前と話しても 無駄だとわかった。」 「ひどいwwwwww …知りたいんじゃないの? 質問の答え。」  《キーンコーンカーンコーン》   やつがそう言い終わった 瞬間、タイミング良く 授業開始のチャイムが鳴った。 そのチャイムは1年も ほぼ毎日何回も きいてきて、 その音が当たり前だった。 だけどどこか、 今日は 特別な音色にきこえた… 気がした。 (変だな…… いつもきいてる音なのに。) そう考えていると 鳴り終わったチャイムが スタートの合図かのように 目の前のそいつが 話しはじめた。 「よし、今から俺が 昔話をしまっすw」 「帰る。」 「まってwww 今1秒も間が なかったよwwww どうせサボるんなら きいていってよw」 「寝てたほうが 遥かに有意義だ。」 「ドライな君も素敵www …話をきいて、 それでも五十嵐君が 俺に興味持たなかったら、 もう二度と 付きまとわないよ?」 …その昔話が よっぽどのものなのか。 まあこれで 鬱陶しいこいつが 離れるのならいいだろう。 「…きいてやる。 簡潔に話せ。」 「さんきゅっすwww …あーるところにー 二人の両親から生まれた 可愛「真面目に話せ。」 「はいwwwww …五十嵐君、 俺が引っ越してきた 理由ってなんだと思う?」 …昔話じゃないのかよ。 適当に相づちして 終わらせようかと 思ってたのに。 「家庭の事情とかか?」 一番これが無難だろ。 「せいかーいwww まあ引っ越しって いっても隣町から なんだけどねw」 「…なんで引っ越して きたんだよ。」 「父さんが 良い家見つけたぜヒャッハア!! とか言い出してねw 家買ったんだー」 …どこから つっこめばいいのだろうか。 .
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