*0Light* 俺の世界、君の過去。

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―ここで疑問が浮かんだ。 「だからってなんで 転校してきたんだよ。 隣町なんだし、 通えない距離じゃ ないだろ。」 …どうでもいいけど。 「そうそう、 ソコが重要なんだよねーw りんご飴でいうと りんごの部分的なwww」 何故にりんご飴、 とかつっこまない。 キリがないから。 「で?その重要な部分は?」 はやく話を終えたい 俺はきく。 「まあまあ急かすなってw ……俺さ、 親友がいたんだよね。」 …声のトーンが落ちた。 というかなぜ過去形。 「…へー。 なんで過去形?」 少し間が空く。 …あー きかなきゃよかった、と 後悔していると 躊躇っていたそいつの 口から言葉が出た。 「…裏切られたから。」 …さっきまで楽しそうに 笑っていた そいつはもういない。 俯いて、苦笑していた。 「いやー… なさけねーよなww それで登校拒否ってさ、 引きこもり状態wwww」 「…お前が?」 「おうwwwww」 …考えられない。 だってこいつは こんなにも鬱陶しいくらい 明るい。 いじめられても 負けない、むしろ 倍返しにするタイプだ、 きっと。 「裏切られたって、 いじめか?」 「まさかwww」 ならなんだよ。 「…襲われたんだよ、 親友にw」 「は?」 "いやいやちょっと待て 何言ってんだこいつ 頭大丈夫か?" 「…って顔だねwww」 「ちなみにきくけど 親友っておんn「男w」 …意味がわからない。 「…最初から話すねw」 屋上の床に ペタンと座りこんで 空を見上げる …なな、せ? 俺も少し気になった為、 もう少しそいつの話を きくことにした。 「小学校の頃から 強くて、優しくて かっこいい親友がいたんだ …いつも一緒にいて 仲が良かった。」 話が長くなりそうだ、と 感じた俺は 七瀬から少し離れた 場所に寝転がる。 それに気付いた七瀬は 少し笑ったようだった。 「…で、中学1年の時も 同じクラスでさw 仲良いのなんのってwww そいつ、クラスの中心って やつでさ、気がつけば 俺もクラスの真ん中に 当たり前のようにいてねw 一緒に笑って、遊んで、 勉強もたまにして、 毎日が楽しかったなー…w」 「ふーん。…で?」 寝ていると思われるのが 嫌だから 一応相づちをうつ。 「…んーw 夏休みちょっと前くらい かな…www 放課後、先生に呼び出し 受けた俺が教室に 戻ると、いつものメンバーが 何故かまだ教室に 残ってたんだよね。」 .
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