*0Light* 俺の世界、君の過去。

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…しばらく歩いて ヒロの家についたとき 後ろにいたやつが 「ごめんな」と呟いたなんて 知る余地もなく。 俺はインターホンを鳴らし、 家に入った。 「おじゃましまーす、 ってあれ? ヒロの母ちゃんいねーの?」 「あ、ああ… みんな明日まで 帰ってこないらしいよ。」 「ふーん…?」 寂しいから 家によんだのかな、と 考えていると リビングからヒロが でてきた。 「おうっ!明きたな!!」 「ヒロ、てめぇ 先帰りやがって! 今度は俺がお前を 置いていくからな!!」 「はいはいw さ、あがって。」 おじゃまします、と 靴をぬいで リビングへ向かう。 (相変わらず 広いな、ここ…。) 「あ、菓子とか てきとーに持ってくから 先に部屋いってて。」 「はーい。」 ヒロを残して 俺とあとの3人、 颯太・大樹・晃太は ヒロの部屋へ向かった。 部屋について、 俺は適当に座る。 大樹は俺の隣に座り、 置いてあった雑誌を 読み始める。 颯太は部屋の中央に、 晃太は入口近くに 座って漫画を読んでいた。 「そういえばさ、 俺の罰ゲームはいつまで やってなきゃ 駄目なの?www」 昼休みにヒロとやった 賭けに負けたから、 俺は罰ゲームを やらされている。 ちなみに罰とは "今日1日ツインテール"である。 なんてマニアックなwww 「ヒロがおkだすまで だろw 似合ってんよ? 明日からもそれで… 《♪~♪♪》…っ!!」 携帯の着信を知らせる音で 肩を震わせ、 急に無言になった隣の大樹。 一気に部屋の雰囲気が 重くなる。 「どした…?メール?? つかお前らさ、 今日変じゃね?何かあった?」 大樹は携帯を 握り締めて目を伏せる。 3人のリーダーで いつも優しくて冷静な 颯太も、 眉間にしわをよせている。 晃太にいたっては なぜか泣きそうだ。 「ええっ?w ちょ、マジでどうした? 俺?俺のせいなの?ww」 「…ごめん。」 …はい? 「ごめん、ってなn…っ!?」 隣にいた大樹が ガシリ、と俺の腕を掴む。 .
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