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「失礼します・・・」
ガラッと音を立てて保健室のドアを開ける。
入ると、目の前に立て札があった。
『先生不在。ベッドで休む人は机の上の紙に名前を書いてください。』
日和は机の上に置いてある紙に名前をかき、ベッドに潜り込んだ。
「・・・・!」
「・・・・・!!」
何か声が聞こえる。
何か言い合いしてる・・・?
「お前にそんな事言われたくねぇんだよ!!」
日和がはっきり聞いた言葉はこれだけで。
その言葉を言った人はドアをバンッと音を立てて開け、でていった。
あの声・・・
久喜くん・・・?
久喜くんであろう人と言い合いしていた人は、カーテンを開け日和が寝ているベッドに近づいた。
日和はとっさに目を閉じ寝たふりをした。
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