第三章

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急に頭に暖かい感触が。 頭をなでられていた。 え、だれ・・・!? 日和がびっくりしていると、頭を撫でている人物がポツリポツリと話し出した。 「寝てるよね・・・ごめんね、無理矢理告白させて」 苦しそうな声で日和に喋る。 この可愛い声は・・・ 山岡一樹・・・? 「あんなやつ辞めて、俺にしとけよ・・・」 泣きそうな声でいうと、頬にキスを落とす。 !? 日和はびっくりしてつい目を開けてしまった。 「な・・・お、お前起きて・・・!」 一樹はバッと日和から離れて、口元をおさえる。 「聞いてた・・・?」 「ごめん・・・聞いてた」 「全部・・・?」 「一樹くんがベッドに近づいてきてから言った事は・・・」 「・・・まじかぁぁ」 一樹は叫びながら座り込んだ。 .
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